Zeke Deux インタビュー

4人が語る、Zeke Deuxの未来とは…。


8月28日に渋谷clubasiaで行ったワンマン公演を成功に収めたZeke Deux。彼らは現在、11月10日に渋谷REXで行う結成4周年公演「Zeke Deux 4th Anniversary ONE MAN Zeke Restoration-Code Number:04-」を新たな起点にし、2026年3月よりスタートする全国ツアー「Dawn of The Luminous Tears」を経て、2026年6月24日に渋谷WWWで迎えるツアーのファイナル公演へと焦点を絞り、さまざまな展開を描き出している。メンバーたちが今、どんな思いを胸に日々の活動に励んでいるのか、その声を、ここにお届けしたい。


「今のメンバー、最強じゃない?!」と言われていますからね。


──現体制としての初ライブが4月4日、そこから5ヶ月弱。8月28日に渋谷clubasiaで行ったワンマン公演の場を、大勢の観客たちで埋めました。Zeke Deuxを取り巻く環境を短期間で変えたのも、強烈な個性を放つこのメンバーたちの魅力があってのことだと受け止めています。


Kakeru 実際にまわりからも、「今のメンバー、最強じゃない?!」と言われていますからね。これまで色の濃いヴィジュアル系バンドをやってきた2人(渚月・ミリア)が加わったことで、バンド自体がより個性豊かになったのは自分たち(Kakeru・Haruka)も感じています。


──2人(渚月・ミリア)は、加入を決めてすぐにライブ活動をスタート。ここまでの日々は、とても濃かったのでは?!


ミリア 毎日やることが多くて、自分を褒めてやりたいです。今も、やることの多い日々ですが(笑)


渚月 その分、活動はかなり充実していますよ。短期間で多くの既存曲を覚えなきゃいけなかったので、その大変さもありつつ。このバンドは毎月のように新曲を生み出していくから、それを仕上げていくのも大変でしたし、今も、止まることなく新曲を生み出しています。


──このメンバーだからこそ生み出せるバンド感と言えばよいのかな。それを強く感じるからこそ、その魅力に惹かれる人たちが次々と増え、それが渋谷clubasia公演の成功に繋がったとも感じました。


渚月 4月4日に新体制としてスタートした時期と今を比べたら、俺もミリアも、徐々にではあったけどバンドに馴染んできたなという感触はあった。そうなるために4人とも頑張ったわけだし、その成果が、渋谷clubasia公演にしっかりと繋がったのは嬉しかったね。


Kakeru 今の体制になったことで、バンドの勢いが増し、その勢いによりZeke Deuxを支持してくれる人たちが増えたのは俺もHarukaも感じてきたことでした。嬉しかったのが、渋谷clubasia公演を見た仲間のバンドたちから、「気合が伝わってきた」と言われたこと。そしてそれを、日々のライブを通してお客さんたちも感じ、同調してくれたことが、あの日の成果に繋がったのならそんな嬉しいことはないからね。


Haruka 新体制になってから全体のヴィジュアル面やサウンド面に変化が生まれ、今回のツアーを通してその変化がZeke Deuxの進化に変わりお客さんにも伝わったと思います。


Kakeru そして何より大きかったのが、Lux(ルクス=ファンの名称)たちの熱量の大きさ。Zeke Deuxのライブを少しでも多くの人に見てもらいたいからと、積極的に友達に声をかけて会場に連れてきてくれた。渋谷clubasia公演に新規の方や久しぶりな方が多かった理由の一つに、Luxの熱意や熱量があったのも間違いないです。


──ギター陣のコンビネーションにも、新たな変化が生まれていますよね。


Haruka 以前のZeke Deuxは、自分が2本のギターフレーズを決めて、それをProject Memberに伝えて弾いてもらう形を取っていましたが、今は渚月くんが正式メンバーとして加入したこともあって、最初から率先していろんなアイデアを出してくて助かってます。そこからお互いのギターの化学反応が生まれて、刺激と楽しみがあり、そこが大きい気がします。



そこへ向かううえで、まずは、過去の自分の実績と肩を並べ、そのうえで超えていく必要性を感じていた。


──渋谷clubasia公演では、新たな試みもいろいろやっていましたよね。


Kakeru 一番大きな挑戦は、Zeke Deuxのサウンドエンジニアであり、アレンジャーとしてサポートを続けている、キーボーディストの櫻さんがゲストプレイヤーで参加し、ピアノを弾いてくれたこと。櫻さんは、シンセサイザーなどはすべて同期システムの音色としてあらかじめ組み込んでおき、ライブには、ピアノの演奏のみで勝負していただけた。我々Zeke Deuxは、激しいメタルサウンドを魅力にしている。そこへ櫻さんが加わることで見せられるZeke Deuxの新たなスタイルを、この日はみんなに示したかった。せっかく櫻さんに出てもらえるからね。そしてそこで考え出したのが、クラシックのコンサートのようなイメージでした。


──だから、歌とピアノのみでバラードの『L』を届ければ、美しいピアノの音色を生かせる『Catharsis』『Floraison』を演奏したわけだ。


Kakeru そう、声を張り上げたりするのも良いけど、そうではなく拍手喝采、たまにメンバーの名前を呼ぶというMCや繋ぎの部分含め、クラシックのコンサートの様にすることで楽曲の持つ魅力に浸ってほしいって思い、そういった曲たちを櫻さんと一緒に演奏をしたかったからこそ、そのためのセクションを、あの日の曲構成の中へ組み込んだわけです。当日のセットリストは、自分が土台を決め、Harukaくんのアドバイスも組み込みながら作りあげました。


Haruka 今年4月から始動した新体制のツアーファイナルに相応しいライブになったと思います。 櫻さんと初共演もできたし新曲も披露できて良かったです。


渚月 新曲はもちろん、既存曲でも俺なりにいろんなアイデアを出し、それをHarukaくんと確認しながらやってきたので、その成果をしっかりと見せられていたのであれば嬉しいです。そこは、ミリアも同じだよね。


ミリア 自分も頑張りました。それが、あの日の熱狂に繋がっていたのなら嬉しいです。


──渋谷clubasiaでのワンマン公演は、Zeke Deuxとして目標にしていた場所でしたよね。


Kakeru Zeke Deuxとしてもそうだけど、俺、個人的にも目標にしていました。というのも、以前のバンドでStarwave Records所属後に立った、しかもコロナとかの影響を受けずに開催できたワンマン公演の最大キャパが渋谷clubasiaでした。もちろん、Zeke Deuxとしてはもっと大きなところに目標の視線を向けているけど。そこに向かううえで、まずは、過去の自分の実績と肩を並べ、そのうえで超えていく必要性を感じていた。しかも渋谷clubasiaは、2人(渚月・ミリア)も以前に経験してきた、同じく、2人にとっても最大キャパの場所。そこへ、4年かからずに到達し、過去の動員を超えられたのは嬉しい自信になりましたね。もちろん、ここで満足はしてないし、ここからさらに駆け足で階段を登っていく気持ちで今も走り続けています。

もちろん世の中には、もっと早いペースで駆け上がっていくバンドたちはいます。でも俺らは、失敗も含め、一つ一つの経験をしっかり積み重ねていかないと登ってはいけない体質。それをわかっているからこそ、いつだって泥臭い経験を積み重ねながら進んできたし、それを、これからも続けていく姿勢は変わらないです。


掲げていた目標の地に辿り着くうえでは、もう一つ試練を超えるべきと判断。そこへ辿り着くためにも、まずは、現状では最大キャパになる渋谷WWW公演へ挑戦しようと決めました。


──11月10日には、渋谷REXでZeke Deux 4th Anniversary ONE MAN「Zeke Restoration-Code Number:04-」と題した4周年公演を行います。


Kakeru 今は、目前にせまった4周年公演に視線を向けつつ。でも、その先に控えている、来年3月から始める全国ツアーのファイナルになる2026年6月24日に渋谷WWWで行うワンマン公演を見据えて、いろんな仕掛けを仕込んでいるのが現状です。


──渋谷WWWでのワンマン公演を決めたのは、渋谷clubasia公演の成功が具体的に見えたことも大きかったのでしょうか。

Kakeru 渋谷WWW公演を発表できた嬉しさはもちろんあったけど、同時に、悔しさもありました。というのも、当初は別の目標とする地を掲げていたからです。確かに渋谷clubasia公演は成功させたけど、掲げていた目標の地に辿り着くうえでは、もう一つ試練を与え、それを超えるべきと判断。その地へ辿り着くためにも、まずは、現状では最大キャパになる渋谷WWW公演へ挑戦しようと決めました。その歩み方も、泥臭く経験を積み重ねていくZeke Deuxらしいじゃないですか。


Haruka もちろん渋谷WWWだって、天井が高く、場内も広いし、綺麗な会場だからこそ、ワンマン公演をやりたかった場所。そこへ挑戦できるのは素直に嬉しいですね。


渚月 俺とミリア自身も、渋谷clubasia公演を成功させたことが過去を乗り越えた成果にも繋がれば、Zeke Deuxとしてやっていく強い自信にもなりました。もちろん渋谷WWWでのワンマンも、次の大きな布石を告げるうえでは超えなきゃいけない大切な場所。だから、絶対に成功させる気持ちで今も突き進んでいます。


ミリア 渋谷WWW公演へ向かううえで、今のZeke Deuxはいい流れを作っているなと感じていますけど。もっともっと勢いをつけたいし、その勢いを持って、さらにデカい場所へ僕らは向かっていきます。


本当に寝る間を惜しんでライブや音源制作を続けているから少しは休ませてくれって気持ちだけど、まぁ無理だろうね(笑)


──9月には、東名阪で「Haruka Birthday Event TOUR」を開催。10月は、またもや東名阪で「HALLOWEEN PARTY TOUR2025」を実施。11月10日に渋谷REXで行う4周年公演を踏まえ、その後には「4周年ツアーwith GERTENA [8-eight-]」も、同じく東名阪で控えています。来年3月から始まる全国ツアー「Dawn of The Luminous Tears」へ至るまでにも、怒濤の展開を描いていますよね。


Kakeru 年内で言うなら、12月だってクリスマスや年末年始のカウントダウンなど、さまざまなイベントが目白押しなので。10月には、初めての北海道遠征もあるしね。GERTENAとの4周年公演についての補足になるけど。Zeke DeuxとGERTENAは、4年前に1ヶ月違いで誕生しています。お互いに今年が4周年だし、お互いにドラムがサポートメンバーで、正式メンバーが4人という同じ編成。これまでにもずっと兄弟バンドのように歩んできた仲間だからこそ、「一緒に4周年を記念して各地を回ろう」と決めました。タイトルに付けた[8-eight-]には、4人メンバー+4人メンバー、4周年バンド+4周年バンドということで8という意味や思いを込めています。しかも、ファンから言われたのですが、8を横にするとZeke Deuxを象徴する∞(無限大)という意味にもなるので、まさに我々得ないバントタイトルですよね(笑)


──今回は、ツアーごとに新曲もリリースすると聞きました。


Kakeru 8月28日に行った渋谷clubasia公演でも、渚月の手がけた新曲『Schwarze Rose』を会場配布しました。9月のHaruka生誕祭では、ライブ会場限定リリース盤として、Harukaが手がけた新曲の『Glitter』を発売します。「HALLOWEEN PARTY TOUR2025」でも、会場限定盤を販売しますし、もちろん4周年公演でも、新作を出したいじゃないですか。だから今、初めて言いますがミニアルバムを鋭意制作中です。11月10日の渋谷REX公演はもちろん、その後の4周年ツアーにも新作を持っていきたいから、頑張って間に合わせます(笑)。並行して、来年に向けて新たな衣装も制作しているから、そちらも楽しみにしていてください。


──結果的に、4ヶ月連続リリースになるわけだ。もちろん、来年3月に行う全国ツアーの時期にも何かしら新作の動きは作っていくわけですよね。


Kakeru 今は、4ヶ月連続リリースの制作で手一杯だから考えてはいないけど。まわりは期待するよね。でもその前に、本当に寝る間を惜しんでライブや音源制作を続けているから少しは休ませてくれって気持ちだけど、まぁ無理だろうね(笑)


──Harukaさん、『Glitter』の魅力について聞かせてください。


Haruka 以前にも、Luxへ向けた感謝と絆をテーマにした『Lux en Athena』という曲があって、同じコンセプトで曲を作りたい思いが以前からあったので、Zeke Deuxらしいメタル要素の強い速い曲『Glitter』を生み出しました。


Kakeru 『Lux en Athena』もそうだったけど、『Glitter』もキーが高くて速い曲だから、ライブで歌うのが大変です(笑)。


Haruka そこも、続編として受け継ぎたかった要素なので。


Kakeru 「HALLOWEEN PARTY TOUR2025」で発売する新曲も、Harukaくんが手がけました。この曲もキーが高く速い曲調で、しかもシャッフル系。音数が多いから、歌っていて呼吸が出来ない(笑)。でも、すんげぇ気に入ってます。さらに今、4周年公演のときにミニアルバムをリリースするため、新たな新曲も作っているので、まだ詳細は言えないけど。こちらも、楽しみに待っていてください。


この4人で迎える4周年公演を通して、まずはLuxに「Zeke Deuxを応援してきて良かった」と思わせる姿を見せたい。


──最後に、今後へ向けて一人一人語ってもらおうか。


ミリア まずは、寝る間を惜しんで動き続けます。今後ですが、もっと自分の色を楽曲やヴィジュアル面に取り入れていこうと思っています。個人的には、もっとかわいい要素を出して、Luxの心をつかんでいきたいです。


渚月 来年6月の渋谷WWW公演を迎える前に、俺とミリアは4月に加入1周年を迎えます。その頃には、加入時と比べてもだいぶパワーアップした姿になっているだろうから、その姿を示したいのが一つ。自分の楽曲も、どんどん増やしながら、さらに進化したZeke Deuxの姿を示そうと思っています。


──2人(渚月・ミリア)が加入してから、まだ半年経っていないんだよね。なんか1年以上いそうな雰囲気だけど(笑)。


渚月 それは、自分たちも同じ感覚。とにかく濃い日々を過ごしているのは間違いないです。


Haruka いつも応援してくれてるLux達、そして支えてくれてる社長やスタッフ達のおかげで、今とても良い環境で活動ができてます。だからこそ来年6月の渋谷WWW公演も成功させて新しい目標に向けてステップアップできるようこれからも頑張って行きます。これからのZeke Deuxに期待しててください。


Kakeru Zeke Deuxは11月で4周年を迎えます。この4年間、いろんなことがありすぎて、本当にあっという間でした。同時に、まだ4年しか経っていないのかとも感じています。言葉だけだと矛盾していますね(笑)。今の3人は、Zeke Deuxを結成よりも随分前から知っている仲間たち。本当に信頼のおける仲間たちという面での安心感はとてもある。この4人で迎える4周年公演を通して、まずはLuxに「Zeke Deuxで良かった」と思わせる姿を見せたいし、最近Zeke Deuxを知った人や、4周年公演で初めて触れる人にも、「こんな居心地のよいバンドがいるんだ」と感じてもらいたい。俺らは、これからもずっとLuxと一緒に歩み続けていきたい。そのためにも、もっと先に見据えているいろんな夢や目標を少しずつ叶えてみせますから。これからのZeke Deuxの活動から、一瞬たりとも目を離さないでいてください。


TEXT:長澤智典



Haruka Birthday Event TOUR決定!

https://www.zekedeux.jp/posts/57056735?categoryIds=6525840


HALLOWEEN PARTY TOUR2025 決定!

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11月10日 4th Anniversary 渋谷REXワンマン決定!

https://www.zekedeux.jp/posts/57255222?categoryIds=6525840


4周年ツアーwith GERTENA [8-eight-]決定!

https://www.zekedeux.jp/posts/57399878?categoryIds=6525840


2026年TOUR「Dawn of The Luminous Tears」決定!

https://www.zekedeux.jp/posts/57348866?categoryIds=6525840


2026年6月24日 渋谷WWWワンマン決定!

https://www.zekedeux.jp/posts/57348777?categoryIds=6525840


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